オータムコンファレンス
2018年9月11日(土)
今回は新型コロナウイルスの蔓延のため、オンライン(Zoom)で開催します。
大会テーマ:「混迷の世界と経済学-米中対決」
2008年の世界金融危機からすでに10年以上が経過したが、世界は未だにその痛手から完全には立ち直っていない。逆に経済の危機は政治の危機を引き起こし、アメリカのトランプ大統領の誕生、イギリスのブレグジットなどこれまでの常識では考えられないことが生じている。こうした事態は1930年代の世界を思い起こすだろう。
先進国が総じて低成長にあえぐ中、相対的に高成長を持続しているのが中国である。新型コロナウイルスは中国発であったが、中国は強権的な方法でいち早く収束させ、経済も復活させる。ただし、現在(2001年8月)は中国でもデフレ株が流行しているようである。対照的に、被害が深刻なアメリカと比べても、経済の落ち込みは変わらず、回復も遅れているのが我が日本である。しかし、中国の台頭は米中の覇権争いを激化させ、新たな混乱を作り出している。その反面、経済のグローバリゼーションによって、日米中の経済的な連携は一層強まってきたのも現実である。
今年度のオータム・コンファレンスでは「米中対立」をテーマとして、シンポジウムを開催することによって、中国の台頭が生み出した複雑な問題を考えていきたい。
<プログラム> 司会:服部茂幸氏(同志社大学商学部教授、大会実行委員会委員長)
13:00-13:05 開会の挨拶
13:05-14:05 猪俣哲史氏(日本貿易振興機構アジア経済研究所海外研究員)
「米中デカップリングの行方:グローバル・バリューチェーンの視点から」
(オンライン報告)報告要旨
14:10-15:10 厳成男氏(立教大学経済学部教授)
「米中覇権争いにおける中国の「持久戦」戦略:地政経済学(Geopolitical Economy)の視点」
(オンライン報告)報告要旨
15:10-15:20 休憩
15:20-17:00 パネルディスカッション
事前登録はこちら(終了しました)
シンポジウム終了後、5分ほどあけて、
「1時間半ほどのオンライン懇親会を開催します。よろしければ飲み物ご用意の上ご参加ください。」
(終了しました)